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2003年度活動記録

主な山行記録の抜粋です。
青字のものは山行記録を見ることができます。

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last 2005/06/04

ハイキング部門 縦走部門 登攀部門(岩/沢/アイス/雪稜) スキ−部門
&海外トレッキング
4月 鷹ノ巣山、塔ノ岳、二子山
涸沢蝶ヶ岳 日和田、三ッ峠、鹿島槍ヶ岳、谷川岳 焼岳、栂池
5月 鹿倉山、裏妙義、両神山 雲取山、至仏山、八ヶ岳、平標山
剣岳、鹿島槍ヶ岳、幕岩、一ノ倉沢 針ノ木岳、鳥海山
6月 今熊山、鍋割山、塔ノ岳
大菩薩
上州武尊山、安達太良
一ノ倉沢、日和田山、源次郎沢、
7月 丹沢表尾根、国師ヶ岳、尾瀬沼 針ノ木・蓮華岳、茶臼・赤石岳、燕・常念岳、白毛門・西黒尾根 烏帽子奥壁錫杖岳、双六谷、谷川岳中央カンテ、水無川本谷
8月 御前山、鍋割山、谷川岳、川苔山、キャンプ祭 奥白根山、雲の平、甲斐駒 屏風岩、戸沢右俣、北岳バットレス、川苔谷、赤木沢、穂高ドーム
9月 八海山、塔ノ岳、雲取山 塩見岳、白峰三山、丹沢 小川山、屏風岩、小草平ノ沢、剣チンネ、水無川
10月 奥又白、川苔山、戸隠 甲斐駒、飯豊連峰、 谷川衝立岩、袈裟丸ヒライデ沢 メラ・ピーク
11月 檜洞丸、、黒斑山、鷹ノ巣山 中ノ岳、愛鷹連山、北八ッ、女峰山、丹沢 明神西南稜、谷川岳東尾根
12月 大岳山、塔ノ岳、御嶽山 天狗岳、白峰三山 谷川岳、富士山、裏同心ルンゼ、阿弥陀南稜
1月 金時山、三頭山、日の出山、百蔵山、大霧山、沼津アルプス 甲武信ヶ岳 会津駒、中山尾根、春日渓谷、八ケ岳南沢、ジョウゴ沢 志賀高原
2月 高水三山 北八ッ、半月山 白毛門、赤岳主稜 八方尾根、志賀高原、平標山
3月 塔ノ岳、大岳山 日白山、仙ノ倉北尾根 乗鞍岳、志賀高原

 2003年山行記録


 

山域/山名 栂池 山スキーツアー
日 時 4月26日〜27日
ルート

4/26  16:00秋葉原発  21:10栂池着  車中泊
4/27  9:30ロープウェー植物園駅発  11:00天狗原  12:15フスブリ山  14:30木地屋着

参加者 3名

 21時過ぎ栂池スキー場駐車場に到着。と、目の前に栂の湯温泉の看板が。22時までやっていたので迷わず直行し、なんだか優雅な山行である。3人なのでテントは張らず、入浴後は車内でお約束の宴会開始。
 翌朝は揃ってちょっと寝過ごしてしまい7時起床。準備を整えて8時半過ぎに出発。ゴンドラからは五竜岳や鹿島槍が良く見える。今迄この辺りにもゲレンデスキーに来ていながら、どうして周囲に聳える山々に全く興味を持たずにこの歳まで来てしまったんだろう…と今更ながら後悔する。
 その先、ラッキーなことに普段は動いていないロープウェーが動いていたため、1時間の短縮となり、出発の遅れを取り戻すことが出来た。ロープウェーの植物園駅からシールを着けていよいよスタート。いくつかの大学の小屋を左下に見ながら、トラバース気味に広い斜面を登って行く。
 天狗原に続く大斜面に出ると、ツボ足、シール登高、シートラーゲン等、多種多様の人々の姿があった。雲一つない大快晴の下、シールの威力をフルに活かして直登で高度を稼ぎ、やがて傾斜が緩くなって平坦な場所に出た。
 11時、標高2,200mの天狗原到着である。さすがヘリスキーのメッカらしく、ひっきりなしにヘリが離着陸を繰り返している。天狗原中央付近に祠があり、ここで休憩しながらビーコン操作を指導してもらった。目の前には白馬乗鞍がどっしり構えていて、登る人の姿も大勢見える。私も行きたくて、今回は行かないのは分っているのに、Hさんに「私達は乗鞍には登らないんですよね・・?」「もし登ったらどれくらいかかりますか?」としつこく何度も聞いてしまった。
 11時半、シールを外してスケーティングを交えながら滑り始める。雪質は多少重いものの足を取られる程ではなく、時期からしたら充分満足。ここから今日の目的地の木地屋までは標高差1500m、地図上の直線距離にして10kmのロングコース。小さなアップダウンを繰り返しながらフスブリ山へ続く尾根は、正面に雨飾山、右手に妙高、火打、振り返れば乗鞍、雪倉などの素晴らしい眺望を楽しみながらの滑走。
 しかし景色に気をとられ過ぎて転んだのは私だけで、Tさんも当然Hさんも難なく通過。途中の登りではシュリンゲで板を引っ張り上げるかもとの話だったが、なんとか履いたまま乗り越え、12時半広々したフスブリ山山頂に到着、恒例のワインで乾杯。
 朝日岳が目の前に見え、TさんとHさんは以前、蓮華温泉をベースにこの辺りを滑った話題で盛り上がっている。羨ましい。我ながらチャイルディッシュな感傷だが、なんでもっと早く神田に入らなかったのかと、本日2度目の後悔の念。。。
 ワインと景色を堪能した後、再び滑り始めるが、Hさんが何度も足を止めては地図とコンパスで方向を確認している。今回は迷った時に相談出来る相手がいないため、いつになく(?)慎重になったそう。
 地図読みの出来ない私はただついて行くだけだが、山スキーで一番大切なのは、滑走技術ではなくルートファインディングとのこと、これから勉強したいと思う。
 樹林帯を抜けながら徐々に高度を下げて、長い長いトラバースと続く。その後もちょっと降りてはまた上がって歩いての繰り返しで、ほんとうにロングコースである。最後の林道はこれまた長いクロカン状態で、2時半、やっとゴールの木地屋へ到着。
 ほどなくして前もって携帯で呼んでおいたタクシーが到着し栂池へ向かうが、9,000円也の長距離乗車のため、途中酒屋さんでタクシーを止めて缶ビールを購入し、車内で乾杯。毎度のことながら下山後のビールは格別である。

(記:O)


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山域/山名 鹿島槍 第1次東尾根隊
日 時 4月26日〜28日
ルート

26日 14:00西国分寺発-18:00大谷原駐車場にてテント
27日 5:00大谷原出発-二の沢の頭-13:00第一岩峰下部  
テント設営
28日 5:20第一岩峰取付-7:40第二岩峰取付-荒沢の頭-9:20
 鹿島槍北峰-南峰-冷池小屋-赤岩尾根上部から西沢に下降-14:00赤岩尾根終了点-15:00大谷原駐車場

参加者 3名
27日
 一の沢の頭から二の沢の頭まで尾根上は雪稜となっていました
がところどころ切れており、藪漕ぎもまじえながらの登攀、二の沢の頭から第一岩峰までは雪の急登、第一岩峰取付下部でテント設営としました。

28日
 第一岩峰、第二岩峰とも雪はついていませんでした。第二岩峰までは雪面の急登。
 第二岩峰から北峰頂上まで素晴らしい雪稜が続いていました。南峰までは夏道がでており、北峰頂上でアイゼンをはずし、結局、冷池小屋少し手前まで夏道でアイゼンなしでした。
 下降は赤岩尾根を少し下った右側に西沢のトレースを確認、そちらに移り、西沢下降。赤岩尾根終了点までシリセードをまじえながら一気に下りました。
 ただ、途中デブリ、終了点近くでは雪渓に大きな亀裂が
入っていました。
(記:N)

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山域/山名 鹿島槍 第2次東尾根隊
日 時 5月3日〜4日
ルート 5/2.JR中央線大月駅22:00集合 Aの車にて
5/3 鹿島部落1:00大谷原にて仮眠(2:00〜6:00)
  大谷原発7:10東尾根取付7:35東尾根筋8:00一ノ沢の頭10:30二ノ沢の頭11:40〜12:00(昼食)第一岩峰基部13:10第一岩峰終了点14:00第二岩峰基部15:00第二岩峰終了点16:00北峰17:00北峰・南峰中間の稜線 18:00(テント設営)
5/4 6:20スタート  南峰6:50 冷池山荘7:50〜10:50赤岩尾根分岐11:15西沢〜西俣出合     14:00大谷原15:00
参加者 2名
【初日:東尾根 編】
 二人合わせて110歳の高齢者登山です。
 ガイドブックでは、二ノ沢の頭にテントを張るのが一般的とのことですが、二ノ沢の頭に昼前に到着。天候が極めて安定しており、日没が19時近いことを考えると一日で十分に抜けられると判断し、11時間の連続登高と二回の登攀を交えた結果、初日に稜線まで抜けることができました。
 しかし、体力のぎりぎりまで行動したため、先週第一次隊3名が第一岩峰基部の雪稜に設営したテント跡地の誘惑に思わず負けそうになりました。しかし、次の理由から、休むことなく登高を続けました。
@雪稜テント跡と言っても、片側切れ落ちた急傾斜の非常に狭いナイフリッジをスコップで削ったスペース(よくあんなところで眠れましたねー)。私は、疲れていても、泊まるより登る方が安心だったのです。
A我々より先に9名ほどが先行。お年を聞くと驚いた!!。八幡山岳会の67歳と56歳の二人パーティーあり、59歳の紅稜クラブリーダー(胃がん手術で胃がないと後で聞いた)あり、女性パーティーありと、十分110歳コンビでも登高可能と判断しました。
 この結果、初日1日で強力のように強い59歳のKさんと内容の濃い山行を満喫できました。

【2日:団体行動編】
 翌朝も快晴、稜線は夏道となんら変わらず、「早く帰るが勝ち」と早々とテント撤収。南峰経由冷池山荘を目指すと、なんと南峰を目指して登ってくる会代表以下8名パーティと遭遇したではありませんか!
 頂上をピストンする彼らを待ち、全員で赤岩尾根〜西沢下山として、我々は冷池山荘で3時間の昼(朝)寝とテントにあったご馳走のおこぼれをいただきました。(ご馳走様でした)
 西沢は、シリセードとグリセードを交えて快適に下山。大町温泉郷に直行し、温泉で体を整え、ビールで乾杯。そこに、天狗尾根で悪戦苦闘してきた天狗尾根隊の4名が遅れて到着。14名大所帯になり、まるで秋葉原で例会をやった後の東京にいるような様な雰囲気で大乾杯。
風呂上りの体に、なんとビールのおいしかったことか!!!

(記:A)

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山域/山名 裏妙義
日 時 5月17日(土)
ルート 国民宿舎前9:50→木戸10:30→丁須ノ頭11:30〜40→チムニ-12:00→赤岩トラバース12:40
→烏帽子岩基部13:05〜13:25→三方境13:55→国民宿舎前14:55
参加者 3名

 しとしとと降り続く雨。開けぬ視界。現れるのは鎖場また鎖場。。。
 
あー。どうしてこんなことになってしまったのか。後悔してももう遅い。ここは裏妙義。本家妙義山には並ぶべくもないかもしれないが、かなりの難所が点在する山域。

 「最近どこにも行ってないから、どこか行きたいなー」(私)、「そうだねー。仕事もつらいし、息抜きにハイキング行きたいよねー」(Yさん)、「では行きましょうか」(Iさん)。
 最初は毛無山の予定だったハイキング。Iさんの陰謀で裏妙義になってからも、きっと楽しい山行に違いないと心躍らせていた私とYさんの二人は、現れる鎖場の連続に思わずIさんを恨まずにはいられなかったのでした。
 午前9:50、国民宿舎前を出発。木戸付近で対向者に遭遇する。そのときは暢気にもう下山してきたのか。早いな。と思っていたが、あとからよくよく考えると撤退してきたらしかった。
 11:30丁須ノ頭に到着。よし、ここが最難関だ。ここを登れば逆に下れるぞ。と自分を励まし登る。休憩後無常にももと来た道を戻っていくIさん。ひどい。。。
 (とは言えそういう道だから仕方ないんだけど。)こんなことなら登るんじゃなかった。などと文句を言えたのは最初だけ。

 「あ、ここだ」とIさんが言ったのは、『チムニー内20mの鎖』と地図に書かれた場所。「ザイル出してもいいけど、準備も大変だよね」と言いながらチムニーに突入するIさん。
 ついていくしか選択肢はない。でも雨で鎖はぬるぬる。泥もついて、とてもじゃないけどいざというときに自分を支えられるような気がしない。何とか必死でチムニーを抜け、ようやく一息。
 
さすがにチムニーが最難関だったらしく、その後ははしごに網をかけただけの赤岩のトラバースなど、へでもない(うそ)道ばかりであった。最難所を越えた安堵感から、烏帽子岩の基部で昼食休憩を取るころには、Yさんの担いできた(この悪路を思うと担いできたことがすごい)ビールを飲む余裕(?)も。(それともやけくそか)
 鎖場の連続の登りとはまったく様相の違う延々林の中のトラバースの続く下り。あまりの物足りなさに鎖場が懐かしかったりして。(頭が麻痺している)今回は鎖場の続く山に雨の日に登るのは危険すぎることを痛感した。
 
それにしても赤岩のトラバース付近ですれちがった単独行の人は大丈夫だっただろうか。(こんな日に一人でこんなところに来るなんて自殺行為だ

 
(記:M)


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山域/山名 奥多摩縦走:棒ノ折山から雲取山
日 時 5月3日〜5日
ルート

5月3日(土)6:39立川駅発→7:40川井駅着→9:00清東橋→11:00棒ノ折山→14:15日向沢
    15:15蕎麦粒山→16:30一杯水避難小屋

5月4日(日)
6:15避難小屋発→8:20酉谷避難小屋→10:40長沢山→12:40芋ノ木ドッケ           13:20大ダワ→14:00雲取山荘→30分で雲取山頂上 雲取山荘テン場
5月5日
()6:45テン場発→7:00大ダワ→芋ノ木ドッケ→白岩山→8:30白岩山小屋発
    
前白岩、白岩肩→9:30お清平→10:40三峰神社→一時間で大輪へ
  バスにて三峰口駅 お花畑乗り換え池袋駅

参加者 2名

 新緑の山をたくさん歩きたいと思っていたところ、リーダーが一昨年3月に雪の為途中で引き返した長沢背稜へリベンジ山行すると言うので、参加させてもらう事にしました。
 「雲取で二泊三日?」と驚かれるでしょうが、このコースを歩く人は連休でも一人すれ違っただけで、静かなそして歩きごたえのある山行をご希望の方にはお勧めです。

 日向沢の峰と蕎麦粒山は1300〜1400の山ですが「まだ登るのー!」と言う位、急登続きでした。芽吹いた木々に励まされピークに立った時は充実感がありました。
 長沢背稜は分かりにくい地形で、雪がついていたら迷うところです。磁石と赤テープを頼りに歩きました。
 特に長沢山からは倒木だらけであちこち道がとざされ歩きにくく、鹿にも4,5メートル後ろをずっとついてこられて(見守ってくれたのカナ?、それとも食べ物?)ひとりで来るのは恐いだろうなあと感じました。パートナーがいてくれて心強く思いました。
 避難小屋泊を予定していましたが、一杯水も酉谷も下からすぐ登って来れるのいでキャンプ感覚の人もいていっぱいでした。テントを持って行ってよかった。
 水は一杯水は取れるか分からないので、しょって登りましたが、夏は大丈夫のようです。リーダーは嬉しそうに水をペットボトルに汲んでいました。
 雲取山頂からは、20年程前何回か日帰りでお祭から登った時の広い稜線が見え、「山はいつまでも変わらないであるものだ」と感激しました。

 3日目は三峰山を下山。岩稜で両側が切れた所や、新緑の雑木林の中と変化に富んで面白いコースでした。
 三峰山頂からは8分で降りられるロープウエイがありましたが、文明の利器を使わず1時間かけて下山しました。
 靴下を一枚しか履いていらず、豆や擦り傷が痛くてとびはねながら、リーダーは夜ツユでぬれて重くなったテントを背負い最後の山歩きを楽しんで(?)いました。
 充実した3日間でした。今回のような山歩きをまたしてみたいと思っています。
(記:T)


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山域/山名 谷川岳 一ノ倉沢 南稜
日 時 5月17日(土)
ルート 5月16日 東京(秋葉原)20:00車にて⇒22:50JR上越線湯檜曽駅にて仮眠
5月17日 4:30起床 5:00スタート⇒車にて⇒登山指導センター5:50 一の倉沢出合6:30
       テールリッジ取付7:00 南稜テラス8:30 登攀開始 8:50 南稜終了点11:20
       11:30懸垂下降開始 南稜テラス13:10(昼食) 
       下山開始13:40一の倉沢出合15:20指導センター16:00
参加者 3名
 南稜登攀時間は、2時間30分と順調でした。登攀終了後、同ルートを5ピッチ懸垂下降して登攀開始地点へ。しかし、下降に1時間40分かかっており、登攀時間のスムーズさと比べてかなりの時間ロスをしてしまいました。これは、2ピッチ目のザイル操作に時間がかったことと、途中一箇所ザイル回収に手間取ったため。1年ぶりの一ノ倉沢であり、マルチの懸垂下降も久しぶりであったことから、慣れるに少々の時間がかかってしまった為です。なお、5月の一の倉沢は、次の点で大変な穴場的存在です。
@登山指導センター手前で入車規制されているため、林道40分ほどの徒歩が必要。

このため、入山者が少なく、大変静かな山行を組める。
A5月の最終日曜日まで天神平スキー場が営業。

このため ロープーウェイ手前スキーヤー用駐車場の関連施設が利用可能。
(床暖房付きの仮眠場を確保可能)
Bそして、何と行っても、一の倉沢の雪渓が大規模に残っているため、テールリッジ取り付き
まで、6月以降の時期と比べ半分以下の時間で到達可能。

(下り時間はもっと短縮可能)
なお、登攀中に3ルンゼで大規模なブロック雪崩が発生。飛行機の墜落事故のような轟音と大規模な土石流の様を見て思わず足がすくんでしまいました。
 
この時期は、入山者が少ない分、次の点には注意が必要です。
1)
随所にブロック雪崩の跡がある。テールリッジとそこまでのアプローチは安定しているが、それ以外のルートに入る場合は、事前の綿密な調査が必要です。(北稜の懸垂下降も避けた方がよさそうです)
2)  冬の間に削られた岩石が随所に不安定に残置しており、ちょっとしたザイルワークで落石を誘発するので慎重な行動が必要です。

(記:A)

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山域/山名 上州武尊山
日 時 6月21日(土)〜22日(日)
ルート
参加者 3名
21日, 16:00  埼京線、北戸田駅集合、Eさんの車で出発、18:00には川場村に到着。時間的に早かったので、小住温泉センターで入浴、食事を済ませ旭小屋へ向かう。ところがとっぷり日が暮れた中、旭小屋への標識を見過ごし、行きつ戻りつすること小一時間。ようやく探し、小屋に着いたのは20:45だった。旭小屋はログハウス風でした。泊り客は私たちだけです。明日の行動の確認をして就寝。

21日 晴れ、3:30起床、朝食身支度を整え4:35、出発。小鳥のさえずりを聞き、足元に咲く花々を見ながら新緑の中を歩くのはとても快いものでした。天気が良くなったことに思わず感謝です。この山行中最大の難所といわれる不動岩は10mの鎖場の下降です。此処に続き、「カニの横ばい」「背すり岩」とスリルある個所が現れ、緊張しました。SさんにはEさんがつきっきりでサポートしました。

 前武尊まではとても静かな山行だったのですが、武尊牧場との合流地点からは一変し多くの登山者でにぎわいました。山頂まで人・人・人・の列です。山頂からの眺望は期待に反してガスっていて見えず。方向盤で見えるはずの山々を確認しあいました。

 又、狭い山頂では各々のパーティが昼食宴会中で盛り上がっていました。私たちは登った喜びを握手で交わし、早々に騒々しい山頂を後にしました。できれば、もっと登頂の喜びを味わいたかったところです。

 下山は今きた道を戻るだけです。行きはヨイヨイ帰りはコワイの言葉通り前武尊あたりから足も疲れ始め、ただただ、ひたすら歩いて出発地点に戻ったのは17時30分でした。

 私としては、去年の9月、Oさんと藤原口〜登り、頂上近くの避難小屋で心細い一夜を過ごし、翌日ルートを間違えてしまった悔しさから、次回こそは・・と思っていたのが今回実現し嬉しく思っています。時期的にもう少し早かったら石楠花もきれいだったでしょう。今回は白いイワカガミがたくさん見られました。

(記:K)

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山域/山名 谷川岳 烏帽子奥壁中央カンテ
日 時 7月5日(土)
ルート

7月4日(金)秋葉原22時集合 翌日1時過ぎ土合ケーブル駐車場へ
7月5日(土)5時起床 5時50分一の倉沢出合 6時05分入谷
 6時30分
テールリッジ末端 7時30分中央カンテ取付 7時45分登攀開始12時45登攀終了点 13時50分懸垂下降開始 17時50分中央稜基部 19時10分一の倉沢出合到着 入浴・夕食後帰省 23時20分東京駅

参加者 4名

  連日終電近い残業。金曜も20:30まで仕事。疲れきった体に鞭打ち、ネクタイのまま夜の秋葉原へ。断続的小雨交じりに人も閑散としていた。 ただし、車は運転手つき。ただ乗っているだけの楽な旅でした(Hさんありがと う)。
 土合に着くと天気は雨。ほどほどの仮眠後目が覚めると、外 の雨は上がっているものの、風強く雲の動きが気になる。梅雨の晴 れ間狙いで一途「一の倉沢」へ。不安はあったが、先行パーティーもあり、寝不足 で体が重いのも忘れて、自然に入谷。
 各ルートにはほどほどのパーティー取付き、天気も回復基調。ザイル三本にトップ私、セカンドHさん・Iさん、サードKさんの変則登攀で快適に高度を稼いだ。8ピッチの登攀・5時間の登高で終了点へ。
  しかし、懸垂下降に予想外の時間がかかり、下降開始時から中央稜基部まで4時間もかかっている。最も日中時間帯が長い時期での登攀であり、ヘッドランプのお世話にならずにすんだが、引き続きザイルワークに研究を要することを痛感させられた登攀でした。(4人で8ピッチの下降技術は、どのようにすればいいんでしょうか?
 昨年夏にHさん、Mさん、Uさん、Mさんの4パーティーが中央カンテに取付後、やはり下降時間がかかり19時過ぎの帰着となった事情が良くわかりました)
 下山後、「湯てるま」の入浴受付締切の20時にぎりぎりセーフの到着。清潔ボディーにして、インターチェンジで夕食後、順調に車を走らせ、23時20分に東京駅到着。
 天気と言い、入浴時間・帰省時間と言い、いずれもぎりぎりセーフで、ラッキーな山行でした。謝謝謝。


(記:A)


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山域/山名 茶臼岳〜赤石岳
日 時 7月18日(金)〜22日(火)
ルート

/18(金) 東京5:10発こだま-静岡7:30着-静岡7:38発バス-畑薙ダム11:10着-畑薙ダム11:30発フォレストバス-畑薙大吊橋11:50着-畑薙大吊橋出発12:00-ヤレヤレ峠12:37-ウソッコ沢小屋13:50-中の段15:00-横窪小屋15:50 (テント泊)

/19(土)横窪小屋テン場出発5:30-水のみ場6:50-樺段7:10-茶臼小屋8:00-分岐8:30(リュックをデポ)-茶臼岳頂上8:55-分岐9:10-お花畑9:50-分岐11:05(リュックをデポ)-上河内岳頂上13:15-分岐13:25-聖平小屋13:40 (テント泊)

/20(日)聖平テン場出発5:20-小聖岳7:00-聖岳8:10-兎岳10:30-小兎岳11:35-中盛丸山12:30-分岐13:00-百間洞山の家13:45(テント泊)
/21(月)百間洞山の家テン場出発6:00-百間平7:00-赤岳避難小屋着9:15(荻原さんを救助)-赤岳避難小屋発10:55-分岐11:20-富士見平12:50-赤石小屋着13:25(荻原さんを待つ)-赤石小屋発14:00-椹島ロッジ16:30(椹島ロッジ泊)

/22(火)椹島ロッジ8:10発フォレストバス-畑薙ダム9:10着-畑薙ダムより、タクシ-(一人4000円)と新幹線にて東京に帰京
参加者 7名

梅雨が明けず、期待していた雄大な景色はほとんど見られませんでした。霧や雨の中を歩く私たちのご褒美は、やさしく、かわいらしく咲いて待っていた高山植物でした。特に赤石避難小屋からの下山道はシナノキンバイ・ハクサンイチゲ・クロユリが斜面一面に咲き、どこまでも続くお花畑に疲れも忘れました。

 椹島ダムから各登山口の送迎バスは、南アルプスのどこかのロッジ(避難小屋でも可、ただし有料)に一泊はしないと、乗車できません。(バス賃は無料)又、椹島ロッジの受付も17:00と早く、宿泊はできますが、食事は取っておいてもらえないので早めの到着が必要です。


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山域/山名 錫杖岳 左方カンテ
日 時 7月19日(土)〜20日(日)
ルート

7/19JR東海道線二ノ宮16:10 JR中央線大月17:50 新穂高温泉22:00 槍見温泉駐車場テントにて宴会〜就寝24:30
7/20起床4:00 スタート5:10 錫杖岳左方カンテ取付7:10 クライミング開始7:30 終了点12:00 懸垂下降開始12:30 懸垂下降終了16:00 駐車場17:45

参加者 3名

【錫杖感想追記】

 錫杖岳は昔から聞いていた岩場なのだが、旧平湯峠越えを考えると遠い存在で、関西のクライマーが集まる岩場という印象だった。しかし、安房トンネルの完成によって上高地へ入るよりも簡単で安価な存在となり、是非登ってみたいと今年入って3度目の計画でした。
 梅雨の長期化によって今回もダメかなと半分以上思っていたが、とりあえず行ってみようという控え目な気持ちがよかったのではないかと思われます。

 7/20の天気予報は昼から雨ということで、前衛壁の中でもピッチの少ない3ルンゼへ行き早めに切り上げる作戦だった。しかし、クリヤ沢から前衛壁に向った沢は左方カンテの取り付きに登り詰めたので、濡れているルンゼよりも乾いている可能性のあるカンテに取り付くことになった.
 ルートはカンテと名がつく割には凹角、チムニーが多く、特に濡れたチムニーの中をずりあがるのには苦労させられた。また、自分にとって3月末に手術した、ソケイヘルニアにひびくほど足を広げる動きも要求されビクビクしながらの登攀だった。

 濡れた岩の登攀だったが、乾いている状態ならばもっと快適に登れる好ルートだと思う。しかしながら、錫杖の前衛壁は一の倉の烏帽子岩に比べると傾斜もきつく安易に初心者が取り付く岩場でない様に思われる。

 3度目の正直で錫杖に登れて大変満足。帰りは平湯温泉の“平湯の森”という500円の温泉施設へ寄ったが, たくさんの種類の露天風呂もあり尚且つ飛騨牛の焼肉なども食べる事のできるレストランもあり、パスターミナルの風呂よりもお薦めです。

(記:U)

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山域/山名 北ア 屏風岩雲稜ルート
日 時 8月1日(金)〜3日(日)
ルート

8/1秋葉原20:00集合 沢渡24:00(仮眠)
8/2上高地5:30 徳沢6:50 横尾7:30 横尾谷渡渉8:00 1ルンゼ出合8:20 T4尾根取付9:30 登攀開始9:45 T4 11:20 雲稜ルート登攀開始11:50 登攀終了18:00 屏風の頭19:45 稜線上天場20:30 就寝21:45
8/35:00スタート 徳沢8:00 上高地10:40 東京18:00

参加者 3名

 昨年の失敗から1年。私は22年ぶり、Uさんは30年ぶりの雲稜ルート登攀でリベンジを果たしました。登高中、上からOさんの友達が懸垂下降してきてエールの交換もあり、話題性の多い登攀でした。

 ルートには、前に足取りの遅い二人パーティー(愛知県の某労山)が登っており、彼らを追い越すわけにも行かず、待ち時間が採れた登攀でした。また、重い荷物と年による体力の衰えから、登攀終了後屏風の頭まで2時間近くを要しており、屏風の頭に日没後の19:45到着。おかげで、天場まで1時間、ヘッドランプ頼りの歩行となりました。

 なお、先行パーテーは、雲稜ルート最終ピッチで岩に向かって固まってしまっており、小生が追い越し、上から引き上げる社会貢献もしましたし、「水がほしい」という泣きそうな顔にOさんは、背負い上げた3リットルの水のうち1リットルを差し上げる、なんとも人間性豊かな奇特な行為をおこないました。

 いずれにしても、初日、ほとんど睡眠をとることなく、15時間の登高で、リベンジと言う目的を達成したなんともハードな山行でした。

(記:A)


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山域/山名 川苔山・逆川
日 時 8月24日(日)
ルート 奥多摩駅〜川乗橋〜入渓点〜大ダワ沢出合〜二股〜終了点〜川乗山〜鳩ノ巣駅
参加者 5名

 8時半奥多摩駅集合。今夏の週末では最後の夏日になるのでは?と思うほどの暑さで、ホリデー快速の中も「待ってました」とばかりの登山客でいっぱいでした。同じ川乗山をハイクするOさん達と一緒にバスで川乗橋まで。林道に入り右手に沢を見ながら30分程歩き入渓地点に降りました。昨年8月に購入してからまだ一度も使っていない沢3点セット(シューズ・脛当て・ソックス)を着用しいよいよ沢へ。昨年まで使っていた沢タビに比べると足の冷えもあまり感じず、つまさきを石にぶつけて痛い思いをする心配もなく非常に快適に感じました。
 以降、滝の順番をよく覚えていないのですが、どれもとても面白い遡行でした。釜が深く首まで浸かって泳いで取り付き、シャワーと言うより放水されているかのような中、ザイルで確保してもらって登った滝。とにかく目や口に水が容赦なく入るので、眼も開けあれず、正面も向けずで手探りで登りました。登り終えた!と思ったら上にはさっさとトラバースした他のメンバーが。ずるい! それほど高くなくホールドもたくさんあるように見えて登り始めたら実際は全然上がれず、ほとんどお助け紐で引っ張りあげてもらって越えた滝、突っ張りで登ったり、丸太渡りをしたり、とにかく飽きることなく楽しみました。滝の下でじっとしていると寒くなってくる程の涼しさ。贅沢!
 水の流れている所は石が良く見えないので避けてしまっていたのですが、Mさんから「水の流れる所は苔が生えていないからむしろ滑らない」とアドバイスをもらい、それからは出来るだけ滝の中心に足を突っ込む様にしてみました。始めは足を取られそうで怖かった急流の水圧にも慣れてきて、半分あたりからちょっとコツが掴めたような気がしました。が、今度は疲れが出てきて、ちょっと水底が不安定だとあっちへヨロ、こっちへヨロ。そこで一休みする事になり助かりました。
 最後はウスバ林道手前の10mの大滝。水量の多い左の滝前でIさんとHさんを記念撮影。時々滝に日光が差し込み、緑の中で白くしぶきを上げる滝が本当にきれいでした。ハセヒロさんが張って下さったザイルをハーネスにつけ、右手の滝を最後のひと登り。
 ここからウスバ林道には出ず、そのまま遡行を続けました。雷の鳴る中頑張って(本当に頑張って)杉林の急斜面を登り詰めて3時半頃稜線へ。ホットしたのもつかの間ブユの大群に襲われたり、間直で雷光を見たりして沢が終わってからも色々有りました。

 雷にビクビクしながら薄暗くなった川乗山へ4時半登頂。頂上で落ち合う予定だったOさん達は当然もう下山済み。頂上にはOさんたちはおろか雷に恐れをなしたのかまったく人っ子一人いません。
 山頂や稜線で雷が鳴ったら地面に伏せる等大慌てでもっと大変なことになるのかと思ったら以外にみんな冷静で普段とかわらないのでビックリ。
 後は、雨が降る前にと高速下山。これが以外に長く、なぜ途中の林道を降りなかったのかと今更ながら勝手に後悔。
 鳩ノ巣駅直前に降って来ましたが何とか本格的になる前に到着。駅に着いたのは7時頃でした。疲れたー!この夏一番美味しいビールを駅前で飲みました。


(記:Y)


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山域/山名 北アルプス/穂高ドーム中央稜
日 時 8月23日〜24日
ルート 8/22(金) 21:00西国分寺―23:50沢渡  (テント泊)
8/23(土) 4:50タクシーにて上高地(5500円)5:15着―5:45出発―6:20明神―7:05徳沢―8:00横尾―9:25本谷橋―11:15涸沢―12:05出発―15:00南稜テン場(テント泊)
8/24(日) 4:40テン場出発―6:30ドーム中央稜取り付きー9:30登攀終了―南稜テン場―11:20テント撤収後出発―13:10涸沢―15:00本谷橋―16:00横尾―17:00徳沢―19:00上高地 タクシーにて沢渡
参加者 3名
<ドーム中央稜取り付きまで>
2:30起床。星がきれい!天気は大丈夫そうだ。2:30に食べるラーメンは中々のどを通らない。これって夕食?朝食?4:00出発の予定だったが、真っ暗な為30分待機し、白々と明けてきてから南稜テン場を出発する。口から心臓が飛び出そうな位キンチョウしている。北穂との分岐から涸沢岳方面へ縦走路を下る。ドームを過ぎたところから3尾根を少し下ると、ドームを巻いて踏み跡がしっかりついていた。リーダーも「しっかり、ついてるね。」と見つかったのが嬉しそう。しかし、ここから取り付きまではガラガラとした浮石が多い3級の岩場のクライムダウンと30mの懸垂下降があり、半分寝ぼけていた私はイッキに目が覚めた。気をつけていても、石がガラガラと落ちていく。小説の氷壁の遭難シーンが頭をよぎる。3尾根に取り付いている人がいない事を祈る。ドーム中央稜は取り付きが分かりずらく迷うと書いてあったが、スムーズに到着でき、まずはホッとする。昨日、北穂からドームを登っている人たちが見え位置を確認しておいたことも良かったようだ。

<1ピッチ>
リーダーがリードを始めると二人パーティーが到着。今朝、涸沢から3時間かけあの急登を来たらしく、少し疲れ気味だった。「先行パーティーがいるとホッとするね。」と言っていたので、こちらもあせらず登り始める事ができた。最初の凹は登りやすい。その後チムニーは意外に狭く、どのくらい体を入れようかと迷った。新調した、30gのアタックザックも引っ掛かる。段々傾斜が急になり上部にあるチョックストーンを左から超える時バランスの取り方がむずかしかった。目覚めの一発は体がスムーズに動かず苦労しました。

<2ピッチは快適なクライミングでした>
リッジ、カンテ、スラブと変化に富み、岩はフリクションがきくので思い切り楽しんで登ることができた。カンテは体が岩の外へ出て気分がいい! 後ろを振り向くと、とんがった山が間近に見える。「あれは何?」とNさんに聞くと「槍じゃない!」と。3000mの山々を背にクライミング。ウ〜ン、これこそアルパインクライミング、感動!!! やっぱり、山はいいね〜。下を覗くともう1パーティーが懸垂下降してきていた。

<3ピッチ>
傾斜のゆるいリッジ登りはスタスタと・・・。

<4ピッチ、ここが一番むずかしかった>
一度登り始めたリーダーがランニングビレイを一つとったが、「こっちは、違うみたいだ。」と、降りてきて再スタート。ルートファインディングはむずかしい。右側に行こうと、ビレイのセットをやり直していたNさんが「これは? あっ! ザイル切れてるよ!」3人絶句!! 目がテン・・・。表面の色のついた部分は一周グルリと切れ、白い芯がむきだしになっていた。いつ切れたんだろう? 最初にザイルをさばいた時は何でもなかった。誰も落ちていないし、テンションもかけていない。Nさんの使用2回目の新しいザイルである。リーダーは、1ピッチめの狭いチム二―で無理やり体を入れた時傷んだのかもしれないと言う。幸い切れかかったところがザイルの端であったし、4,5ピッチは35mなので、少し短くしても足りるので、エイト結びをずらし、そのまま使う事にした。ザイルは簡単に切れるんだ。気が引き締まった。アルパインは何が起きるか分からない。その後の細かいフェースとクラックはちょっとむずかしかった。両足と左手を小さいホールドにどうにかのせていたが、右手が中々見つからない。「ないないなーい!」とブツブツ言って、右手を探ったり、足を上げる所を覗き込んだり・・・。リーダーから心配して声がかかる。Nさんがすぐ下まで来てくれて、「足いっぱいあるよ、見て、右下、右下!」(うーん、小さくてムリだ)左も細かいフェースだが思い切って出てみたらのれて、一つ上のガバの岩に手がかかった、ホッ! Nさん「あせると、頭真っ白になるんだよね。落ち着けば、いっぱいホールドあるもんだよ。」(うん、そうだったよね)

<5ピッチ>
ビレーポイントが2ヶ所あり、左上の方へビレーをセットする。リーダーはかなり右に巻いてからリッジを登っていった。終了点へ着き、セットをし終わると顔を出して「こっちだよー!」と呼んでいる。かなり気分がいいらしい。あまり巻くと振られそうで恐かったが目の前の凹に行くと、階段のようだった。「登れる、登れる。」ハングを慎重に右からまわりこみ終了点。目の前にきれいな山並がとびこんできた。思わずVサイン。ドームの頭が反対側にコンモリと見えていた。アンザイレンのまま慎重にドームの頭へ。縦走路が下に見えた。南稜のテン場に着いたとたん、お腹がすいていたと気づき、遅い昼食をとった後、早々に上高地へ向かい下山した。

 初のテント泊のアルパインクライミングでした。登攀具の入ったザックは今までのどの縦走より、重かったー。そして、北穂高の3時間の急登は思った以上。クライミング中の滝谷の吹き上げる風は冷たかった。下山も足がつり、樂とは言えない上高地までの長い長い道でした。でも心の中は、やり終えた充実感でスキップしたいくらい軽やかでした
 この感動に出会うために、また岩トレから始めよう・・・と思っています。

(記:T)

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山域/山名 丹沢主脈
日 時 9月14日(土)〜15日(日)
ルート 9月14日 新宿小田急線8時 渋沢9時30分 大倉10時 花立12時 塔ノ岳13時
 丹沢山14時 蛭ヶ岳17時 (素泊まり)
9月15日 蛭ヶ岳6時30分 姫次 焼山11時 三ヶ木14時 橋本15時
参加者 2名

 14日 1泊の計画だったので新宿を出発したのもいつもよりは遅い時間にした。大倉を出発する時は真夏の暑さだった。野菜売り場にて不揃いのきゅうり3本100円を買ったのがとても役に立ち、喉を潤すのには最高だった。
 花立までの急な登りと階段は暑さにはこたえた。塔ノ岳に向かう頃から天気も崩れてきて塔ノ岳山頂では期待していた富士山も見えず雨がポツポツ。雨の状態によっては丹沢山の小屋にしようと相談し、塔ノ岳をあとにした。これより先を歩くのは全く初めてだったのでワクワクした気持ちだった。雨も大したことなかったので蛭ヶ岳を目指し進んだ。クマザサの原が続き雰囲気も全く違っていた。遠くに蛭ヶ岳山荘も見え数人の登山者がいたもののとても静かだった。2匹のイヌに迎えられ17時小屋着。
 宿泊客は7,8名だった。早速自炊の支度にとりかかり、とにかくビールで乾杯。話好きのおじさんにつまみをご馳走になった。山荘は新しくとてもステキだった。役場から委託された2名のおじさんが小屋番をしていた。
15日 5時起床。温かいコーヒーを沸かし朝食。雲間から見えた朝日がきれいだった。山荘の裏手は急な階段が続き、そこを下って姫次に向かった。姫次はベンチがあって広々とした休憩所になっていた。富士山の頭だけが見えた。焼山は見晴らしが悪い、しかし展望塔がたっていたので一応登ってみた。
 焼山登山口までけっこう急な下りが多かった。ようやく西野々の集落(バス停)にたどり着いたが、祝日、土、日曜日は2月からバスの便がなくなっていた。タクシーを呼ぼうと思ったが1時間かかると聞き、バイバス道路をアツーぃ日中3時間三ヶ木まで歩き、この道のりは暑くてけっこう疲れた。三ヶ木から橋本までバスで1時間。暑さ疲れもあって生ビールは美味しかった。

(記:O)


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山域/山名 中ノ岳・丹後山
日 時 11月1日(土)〜3日(月)
ルート 十字峡小屋−丹後山−大水上山−中ノ岳−十字峡
参加者 5名

1日 7時、北千住集合。渋滞は大したことなく10時過ぎ、関越トンネルを越える。六日町で買い物、昼食を取り、五十沢渓谷で紅葉狩り。足慣らし。
 十字峡小屋は1泊千円。自炊、寝具なし。ほかに泊まる人はなく貸しきり状態だった。

2日 5時35分ヘッドランプを点けて出発。三国川沿いの林道、渓流の水音を聞きながら歩く。 
 急坂が20分ほど続き傾斜が一旦緩んだところで3人パーティに追いつく。丹後山を往復するという。 
 鉄砲平に1合目の標識。30分位歩くと1合ずつ増えていく勘定で丹後山が十合目というわけ。2合過ぎると右手に下津川山からの稜線が見えてくる。
 3合目からシャクナゲと大きな松の木が現れてきた。みんな雪の重みで根からJの字に曲がっている。1本だけ曲がらずにスックと立っている大松。
 左手に中ノ岳から大水上山への稜線が見えてくる。朝日が正面から射すようになる。天気もよく快適だ。11月だというのに暑いくらいだ。積雪はまったく見られない。
 6合、7合と小刻みに休みを取る。先ほどの3人組に抜かれる。
 シシ岩と呼ばれる岩峰ので展望を楽しむ。日向山から中ノ岳への稜線がくっきり。ここからは傾斜が緩み笹原のなだらかな道が頂上まで続いていた。
 10時35分丹後山山頂に立つ。
 昼食後、今回の目的の一つ利根川源流をめざす。Wさんは確保用のロープを用意していた。水流はなかったが直ぐ下にわずかな雪田があったので降りて雪を取ってきて食べてみた。
 ちょっと遊びすぎたのか休憩しすぎて疲れが出てきた。ここから先は隊列を解除して各自のペースで登ることになった。天気もいいし、大丈夫だろうという判断。
 広い尾根道に見えたが、意外とやせ尾根あり岩場ありの緊張する場所もあった。雪が積もっていたら厄介そうだ。今年すでに3回程降雪があったそうだが解けてなくなっている。夏山とほとんど変わりなく歩けた。
 この後、急に足が前に出なくなり、休み休み登る。吐き気をもよおしたのでしゃがみこむ。久しぶりにバテバテの状態である。牛乳とアンパンを頬張り、さらに水を飲み、20分程休養。後発隊が下から追いついてきた。
 15時49分、やっと中ノ岳に着いた。15時10分に着いていたNさんが、『どうしたの?』ってな顔で迎えてくれた。
 頂上の避難小屋には、5パーティ−20人ばかり。2階から出入りするようになっていた。トイレは1階、天水はなかったが快適であった。焼酎用の水は雪を解かして作った。

3日 ご来光を拝んで6時14分出発。今朝もいい天気。8合、6合で小休止。ちょっと雲が多くなってきた。「下山するまではもつだろう」という予想は外れ、日向山を越える頃ポツリポツリ。山の天気は変化が速い。急坂の連続なので無理せず何度も休む。2合目の水場で遊んでいる間に本ぶりになってきた。
 落ち葉でふかふかだった道が、雨の為、濡れ落ち葉の急坂に変化。慎重、というよりおっかなびっくりで降りる。
 9時41分十字峡に着いた時に雨は上がりかかっていた。
 五十沢(いかざわ)温泉ゆもと館(入浴500円)で汗を流す。混浴だったのでそれだけで話が盛り上がる。六日町で買い物、塩沢町でへぎ蕎麦を喰らい、谷川のおいしい水を汲み、越後の山旅は無事終了。

(記:カミ)


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山域/山名 鷹巣山
日 時 11月16日(日) 晴れ
ルート 東日原9:27−登山口9:37−稲村岩10:24−12:34鷹ノ巣山13:25−六ツ石山14:30−奥多摩駅16:30
参加者 8名

 バス停からそのまま日原街道を10分進むと『鷹ノ巣山登山口』の大きな看板がある。一旦沢まで下り対岸に渡る。
 しばらく沢沿いの道を行く。途中右に分かれる道があるが通行止めの看板。大きな岩を過ぎると、尾根に取り付く急坂となる。杉の植林の道を約50分で稲村岩の基部。10時24分。若いIさんが稲村岩のピークまで往復。その間にみんなは先に出発。
 尾根を直登する急坂がその後も続く。雑木林に笹が混じりだした頃、5cm位のプラスチック板に1300mの文字。その少し先で2回目の小休止。11時25分。果物などを頬張る。
 空腹と疲労に耐え、12時34分南側が大きく開けた鷹ノ巣山に着く。

 下山は石尾根を氷川までくだった。六ッ石山から奥多摩湖の方の水根に下ることも考えたが、コースは長いがバスを使わず直接駅まで行ける、という理由で石尾根コースを取ったのだった。皆さん健脚であった。暗くなる前に駅に着けた。

(記:K)


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山域/山名 ヒマラヤ メラピーク
日 時 10月15日〜11月12日
ルート
参加者 1名

 今年還暦を迎えるので、何か記念になることをと思っていたが、三浦雄一郎さんのエベレスト登頂成功のニュースを見て、よし、私もヒマラヤ登山だと決めた。
 トレッキングピークで一番高く、技術的にも易しいメラ・ピークあたりが良さそうだ、とインターネットでエージェントを探し、同行者を求めていたが、最終的には一人になった。
 前にアコンカグアで高山病になり、痛い思いをしたので、今回は新宿の旅行社にある低酸素室に7回通い、富士山にも2回登り、ジョッギングで酸素摂取能力を高めるなど、それなりの準備をしていったのが効いたのか、幸いにも高度障害はまったくなかった。

 月・日   備  考
10/15 大阪〜カトマンズ
10/16 カトマンズ滞在
10/17 カトマンズ〜ルクラ 2800m
10/18 ルクラ〜チュタンガ 3100m
10/19 チュタンガ〜タシディンカ 4000m
10/20 タシディンカ〜チュリカルカ 4280m
10/21 チュリカルカ〜ゴーデン 3550m
10/22 ゴーデン〜タナ 4350m
10/23 タナ滞在
10/24 タナ停滞 雪
10/25 タナ停滞 雪
10/26 タナ〜カーレ 4900m
10/27 カーレ〜メラ・ラ 5415m 〜 カーレ
10/28 カーレ〜メラ・ラ 5415m
10/29 メラ・ラ〜ハイキャンプ 5800m
10/30 HC〜メラ・ピーク 6476m 登頂 〜 カーレ
10/31 カーレ〜ゴーデン
11/1 ゴーデン〜タシディンカ
11/2 タシディンカ〜ルクラ
11/3 ルクラ〜カトマンズ
11/4-11 カトマンズ滞在
11/12 帰国

 もっとも気をつけたのが高度を上げてゆくペースで、高山病の症状があるか毎朝、脈泊と顔の浮腫みを鏡でチェックし、頭が締め付けられるような感じがすると、それ以上登らず、その日の夜は時々起き腹式呼吸をするなどして、夜寝ている間に高山病にならないように注意を払った。
 お陰で、頂上まで一度も頭痛にもならずに行けました。

(記:K)


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山域/山名 阿弥陀南稜、他
日 時 12月30日〜1月3日
ルート 31日 (広河原沢、クリスマスルンゼ下見・アイス)
1日 阿弥陀岳南稜線
2日 (ジョウゴ沢 F1-F3 アイス練習)
3日 (ジョウゴ沢 大滝) 
参加者 4名
 色々あって山から離れていた際に、本州で復帰するならバリエーションはまずここから、と決めていた。天候や体調が良かったこともあったが、夏頃は日和田V級ルートでのマルチピッチで日に3往復しか出来なかった私とTさんとペアを含む4人が無事に核心を抜けて登頂できた時(Aさん・Iさんペアはそつなくこなしていた)はうれしかった。
 また、ロープワークやルートファインディングに関する課題点や下見時と「本ちゃん」時の違いも確認できたため、収穫の多い山行だった。今後はこの経験を活かして(「はじめの一歩」として)手頃なルートから遊んで行ければ良いなと思う。 
 アプローチの広河原沢林道より立場山分岐(道標あり)を経て立場山、無名峰、P3取り付き間のルートは一般道と同様に整備されていた。ただ、ルート上の根雪は硬く、初心者がいる場合は急傾斜箇所でアイゼンを履いた方が良いと感じられた。
 P3取付にはその旨を示すプレートが設置されており(今回は雪で隠れていた)、天候や体調、行程的に厳しい場合に捲けるルートが左側のルンゼ(谷筋)にある。
 核心部は取り付きから5m位上の一手でその手前にあるハーケンにビレイが取れるまで慎重を要する。その上は傾斜も緩くなり、適所にハーケンがある。また終了点には、ボルトの支点が整備されていた。次の1ピッチはコンテで進み、その上のV級(ビレイ点あり)を抜けると後は20〜30分程度の岩稜歩きでピークに出る。途中2箇所ほど、狭い足場のトラバースがあるため(残置ハーケンあり)、天候等(特に風)が悪い場合は注意を要する。阿弥陀岳の下りは一般道であっても急で滑りやすいため、注意した。
 ジョウゴ沢のF1-F3(特にF2)はアイスの練習に適していたが、トップロープを張ると混雑するため、管理している赤岳鉱泉の主人は右壁側をリードで登って左壁に設けられた下降点より懸垂で降るルートを定着させたいと語っていた。
(記:T)

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山域/山名 大霧山
日 時 1月11日
ルート 9時橋場バス停−10時5分粥仁田−10時40分大霧山−11時20分旧定峰峠−12時定峰峠−13時白石車庫バス停−14時橋場バス停
参加者 2名
 風のきつい日だった。天気予報でも「風が出る」と言っていた。大霧山は「標高の割りに展望のよい山」とガイドブックにあるくらいだから、きっと吹きっさらしだろう。
 9時に橋場のバス停を出発。バスはあまり混んでいなかったが、ほとんどがハイキング客だった。橋場で降りたのは我々を含めて3組。同行のMさんがあまり心臓に負担をかけられないとのことでなるべくゆっくり歩く。粥仁田峠まで65分。コースタイムよりも遅く歩いているのに誰にも抜かされない。すれ違う人もいない。
 大霧山の山頂付近でようやく4,5人のハイカーと行き交う。三連休でもっと混んでいるかと思ったが、冬は人気がないのだろうか。
予想通り山頂は風が吹きすさび、非常な寒さだった。眺めはよかったが、長い間とどまることはできなかった。展望がすばらしく、浅間山もくっきりと見え、名残惜しかったが10分程度とどまっただけで旧定峰峠へ向かった。
定峰峠で車道に出たあと、「ハイキングコース 白石」の標識に従って山道を登る。風のゆるい場所でお湯を沸かし、雑炊を作って暖をとった。おかげで頭が働き始めたのか、道を間違えたことに気づき、定峰峠まで戻り、無事「白石車庫方面へ」の標識を発見。車道と山道を交互に下り、白石車庫へ13時到着。
 バスが1時間以上ないので、ぶらぶらと皆谷方向へ。1時間ちょっと歩くと橋場のバス停までつき、無事バスにものれ、明るいうちに帰路につくことができた。

(記:M)

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